ITpro Challenge!で
「ハッカーのソフトウェアエンジニアリング」の講演をされた
googleの鵜飼さんが 26分あたりで
「ハッカー向け」にも良いと言っていた
「COMPUTER SCIENCE Unplugged」という小学生向け書籍。
この講演は9月7日にあったのですが 数日の差で
「COMPUTER SCIENCE Unplugged」の日本語版
「コンピュータを使わない情報教育アンプラグドコンピュータサイエンス」が発売されていました。
で 早速購入。
副読本らしいテイストをそのまま日本語版に持ってきていて
中は ちょっと あまい製本…
内容は
2進法
画像表現
テキスト圧縮
エラー検出とエラー訂正
情報理論
探索アルゴリズム
整列アルゴリズム
並び替えネットワーク
最小全域木
ネットワークにおけるルーティングとデットロック
有限状態オートマトン
プログラミング言語
実習(グループで みかんを手渡すとか
口で ゆっくりとモデムみたいに「ピー」と言って伝えるとか)したあとに
実際のコンピュータでの働きの説明をする流れ。
個人的には 何となく知っているかなって話も多かったですが
ISBNコードのエラー検出とエラー訂正は知らなかったので勉強になりました。
巻末の追補は 小学生向けにしては レベル高いです。中高生レベルなのかな?
ハッカーには ならなくても
2000年以降に生まれた子には 知っておいた方が
いい知識になるのではないでしょうか?
自分の子供には 対象年齢(7歳以上)になったら
それとなく 読ませたいですね。(今 いないけど…)
自分の中高生のときは
学習用のコンピュータ室を導入した時に卒業してしまうタイミングで
一度も触ったことがなかったので、
それならこんな楽しい理論の本を先に導入してほしかったと思わせる1冊でした。
追記
英語での授業風景がgoogleVideoにありました。ウェブサービスの栄枯盛衰で古い話になりました
本サイト 英語版
http://csunplugged.com/